セガは、ファンからのフィードバックにより、NFTの販売を回避し、Play-to-Earnスキームに関する計画を停止する可能性があることをあることをアナウンスへとしていて、セガというよりセガサミーといったほうがしっくりきますね。
セガは、ファンからのフィードバックにより、NFTの販売を回避し、Play-to-Earnスキームに関する計画を停止する可能性があることを発表しました。
昨年4月、セガはゲーム開発会社Double Jump.Tokyoと提携し、セガが保有するクラシックおよび現行IP、さらに今後リリース予定のプロジェクトに関するNFTコンテンツを発売する予定であることを発表しました。このニュースに対するファンの反応は、これまでのゲーム業界のNFT発表の例に漏れず、当初からかなり否定的なものだったようで、それが注目されることになりました。
最近の経営会議では、セガの有力者がNFTとP2Eコンテンツについて『何も決まっていない」と述べ、これまでファンが示した『否定的な反応』を認めています。
『NFTについては、様々な実験を行いたいと考えており、すでに様々な研究や検討を始めているが、P2E(Play-to-Earn)については、現時点では何も決まっていない。海外を含め、すでに多くの発表がなされていますが、現時点では否定的な反応を示すユーザーもいるようです。』
さらに、この取り組みが『単なる金儲け』と見なされた場合、計画が破棄される可能性もあるとし、ファンに受け入れられるもの、受け入れられないものを見極める必要性を説明しています。
『ネガティブな要素をどのように軽減できるか、日本の規制の中でどの程度導入できるか、ユーザーに何が受け入れられ、何が受け入れられないか、など多くのことを慎重に判断する必要がある。その上で、我々のミッションである『Constantly Creating, Forever Captivating』につながるものであれば、さらに検討しますが、単なる金儲けと受け取られるのであれば、進めないという判断をしたいと思います。』
この表現は少し奇妙に感じるかもしれません。何よりも金儲けを優先する決断をしない会社があるでしょうか?- しかし、もしファンの懸念が本当に聞かれたのであれば、それは良いことでしかない。
このニュースは、コナミが悪魔城ドラキュラNFTのオークションを開催する計画を発表し、スクウェア・エニックスの社長が新しいトレンドに対するゲーマーの気持ちについて少し物議を醸した数日後に発表されたものである。
関連リンク
セガサミーはパチスロ、カジノ、リゾードと次々とギャンブル性の高い事業に手を入れていたので、てっきりNFTも一番手に名乗り上げるかと思いきや、慎重な意見をしていてちょっと意外ですね。