ニンテンドースイッチ『マリオカート8デラックス』が北米市場で78カ月続いたTOP20から脱落へとしていて、しかし、これはデジタルではない、パッケージのみの集計で居座り続けた凄さがあって、その辺はどのような事になっているかですね。
2017年のデビュー以来初めて、コンスタントに売れ続けている『マリオカート8 デラックス』が、ある月の全米ベストセラー・ゲームのトップ20から外れた。
ちょっと語弊があるが、これは特筆すべきことだ。『マリオカート8 デラックス』が初めて発売されたのは2017年の4月で、そのときは当然、NPDグループ(現サーカナ)の同月の全米ベストセラーゲーム・リストのトップに立った。その月以来、『マリオカート8 デラックス』は、サーカナがドル売上で追跡する米国で最も売れたゲームのトップ20に登場している。
しかし、GamesIndustry.bizが本日気づいたように、10月の1ヶ月間、マリオカート8デラックスは姿を消した。トップ20に君臨したのはなんと78ヶ月連続で、これは何かの記録に違いない。Circanaにコメントを求めたところ、アナリストのMat Piscatella氏がGamesIndustryの発見を認めた。Mat Piscatella氏は、これがトップ20に連続ランクインした最長記録であることは確認できなかったものの(絶対的な確証を得るには1995年まで遡る必要がある)、『厳密にはそうだろう』と述べた。しかし、もし『Grand Theft Auto 5』の売上がまだチャートに含まれていたら、『別の話になるかもしれない』とも述べた。テイクツーは2020年にNPDグループへのデジタル売上報告を中止し、GTA 5と複数の年間スポーツフランチャイズがチャートから消えた。
マリオカートが後月に首位に返り咲く可能性はある。10月にマリオカートが姿を消したのは、『マーベルスパイダーマン2』(1位)、『スーパーマリオブラザーズワンダー』(2位)、『Assassin's Creed: Mirage』(3位)、『UFC 5』(7位)、『NHL 24』(8位)、『Sonic Superstars』(9位)、『Metal Gear Solid: Master Collection Vol.1』(12位)、『Forza Motorsport』(17位)、『Lords of the Fallen』(20位)など、新作がトップ20に多数ランクインしたことが影響していると思われる。『マッデン』、『ホグワーツ・レガシー』、『スターフィールド』のような最近発売され、現在も売れ続けているゲームと競合していることを考えれば、6年前のデビュー作としてはかなりの数になる。『マリオカート8』がトップ20入りどころか、8月の時点ではトップ10入りしていたことを考えると、圧倒的な新作のリリースがこの1ヶ月でランクダウンさせたことは衝撃的ではない。
注目すべきは、マリオカート8が技術的にはまだトップ20にいる可能性があるということだ。ただ。密かに。任天堂はデジタルセールスをCircanaに報告していないため、マリオカート8は物理的なセールスだけで6年間トップ20に留まっていることになる。任天堂が毎年ブラックフライデーに提供するSwitchバンドルを見てきた人なら誰も衝撃を受けないだろうが、それでも信じられない偉業だ。また、『マリオカート8 デラックス』は任天堂のNintendo Switch用ソフトとして現在も5,700万本と最も売れており、『Wii Sports』(8,290万本)に次いで任天堂ゲーム史上2番目に売れている。
いずれにせよ、『マリオカート8 デラックス』が再びトップ20に返り咲く日は近いと思われる。そして、DLCのWave 6が今月初めにリリースされ、またブラックフライデーセールが迫っていることから、マリオカート8はどこにも行かないだろう・・少なくとも、任天堂が神話的なマリオカート9にコミットするまでは。
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78か月連続TOP20に入り続けてついに脱落へというものですが、何せパッケージタイトルのみでの偉業なだけに、ある意味凄まじい事ではありますね。しかし、バンドルパッケージも出ますし、又復活しそうですね。