『Fall Guys』を開発したMediatonicは、昨日のEpic Gamesによるレイオフの結果、スタジオ自体は閉鎖されないとしながら、深刻な影響は存在へとしていて、どのような状況下に陥っているのかという一端が垣間見れるようですね。
『Fall Guys』を開発したイギリスのデベロッパーMediatonicは、昨日のEpic Gamesによるレイオフの結果、スタジオ自体は閉鎖されないものの、予想される雇用喪失によって深刻な影響を受けている。
Epic Gamesは2021年3月、同スタジオのバトルロイヤル『Fall Guys』の人気が爆発した後、Mediatonicを買収した。この買収はMediatonicの将来を確保するためのものだった。現在、スタジオはオープンなままだが、その未来はまったく違うものになりそうだ。
昨夜、削減幅があまりに大きく、スタジオ全体が閉鎖されるという噂が飛び交った。しかし、私が話を聞いたチームメンバーはそうではなく、Epic Games自身もそれを認めている。
Epic Gamesの広報担当者は、『Mediatonicの『Fall Guys』に関する仕事は、引き続き会社の優先事項です』と、今日私に伝えました。
私が聞いたところによると、今回の人員削減の規模は非常に大きく、何人が残ることになるのかは依然として不明とのことです。
昨晩、Epicが830人の離職を発表した中、Mediatonicの社内写真が、同スタジオの素晴らしいビジュアルノベルパズル『Murder by Numbers』のクリエイターであり、自身もレイオフの犠牲となったEd Fear氏によってソーシャルメディア上でシェアされた。メディアトニックのロゴの文字が並び替えられ、今はこう書かれている。『decimation』（壊滅）。
Epicは公式声明の中で、全従業員数のおよそ16パーセントが削減され、その大部分（およそ3分の2）はEpicの『中核』以外の業務に従事する従業員によるものだと述べています。Epicは、最近買収したBandcampとSuperAwesomeを売却し、さらに250人のスタッフが退職する予定です。
Epicの中核となる事業には、Unreal EngineとFortniteがあり、後者では現在、新しいバトルロイヤル・シーズンや、期待される大規模なドライビング・モード、新鮮な音楽体験、注目すべきレゴとのコラボレーションの構築に多くのチームが集中しています。
Mediatonicでは、スタッフがソーシャルメディア上で公開した投稿によると、ITサポート、マーケティング、ソフトウェア開発、キャラクター・アーティスト、ゲームプレイ・プログラマー、レベル・デザイナー、プロデューサー、シナリオ・スタッフなど、ほぼすべての分野で仕事が失われているようだ。
同スタジオのシナリオ・チームで働く、ある影響を受けたスタッフによる投稿によると、Mediatonicには現在、ライターがまったく残っていないとのことだ。
ヨーロッパにおけるリストラの嵐は、業績悪化したためではない、先を見据えてのこの大胆な行動に移しているものであって、外資系らしさが発揮された結果なので、日本人の感覚とはちょっと違うですね。