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『Quantum Error』が最初に発表されたとき、開発元のTeamKill MediaはPS5とPS4向けに開発中と語っていたものの、PS4版をキャンセルした訳とは?



『Quantum Error』が最初に発表されたとき、開発元のTeamKill MediaはPS5とPS4向けに開発中と語っていたものの、PS4版をキャンセルした訳とは?としていて、その辺はPS5版から大幅な妥協を迫られることを指摘していますね。


『Quantum Error』が最初に発表されたとき、開発元のTeamKill MediaはPS5とPS4向けに開発中であることを確認していた。しかし今年に入り、開発元はこのコズミック・ホラー・シューターのPS4版がキャンセルされたことを発表した。

先日のGamingBoltとのインタビューで、TeamKill Mediaの共同設立者兼オーナーであるMicah Jones氏は、Quantum ErrorのPS4版開発中止について、より詳細に語っており、ゲームの開発が終盤に差し掛かった頃には、PS4版は単純な移植ではなく、『家を解体してほぼゼロから始めるようなフルモデルチェンジが必要』であることが開発者の間で明らかになっていたと述べています。

『2020年初頭、まずプレイステーション5への移植が承認され、PS4版も作るよう勧められました。そしてその年の後半には、Xboxプラットフォームにもゲームを提供することが承認されました。私たちは兄弟からなる小さなチームで、開発用のメインコンピューターが1台、レベル構築用のセカンダリーコンピューターが1台あります。開発が終わりに近づいたとき、私たちが作り上げたものをPS4で素晴らしいゲームにする方法はないと思い、PS4版を削除するようソニーに連絡しました。単純な移植ではなく、家を壊してほぼゼロから始めるようなフルモデルチェンジが必要だった。』

Micah Jones氏はさらに、『Quantum Error』のPS4版にはどの程度の変更が必要だったのか、具体的に詳しく説明した。『少なくとも 』150のローディング画面の追加、グローバルイルミネーションとナナイトの削除、フレームレートの低下、地表のばらつきやシャドウといったもののダウングレード、ボス戦やカットシーンの再構築といったものが含まれていただろう。

『PS4版では、PS5版には存在しない少なくとも150のローディング画面が存在し、ゲームの構成はまったく異なるものになっていただろう』とMicah Jones氏は説明する。『グローバル・イルミネーションもなく、ゲームの見え方は完全に変わってしまう。キャラクターのサブサーフェススキャッタリングやシャドウなど、すべてが縮小され、フレームレートも低下するでしょう。ゲームは見た目もプレイもまったく違うものになるだろう。ボス戦やカットシーンは、ローディングを考慮し、完全に再構築する必要があっただろう。ゲームではナナイトが使われない。ゲーム内の多くのアセットが使えなくなっていただろう。私たちのゲームは90GB近くあり、もしPS4版を作っていたら、さらに大きくなっていたでしょう。』

また、『PS4のために素晴らしく美しいゲームが作られてきましたが、それはPS4のために作られたものです。既存のプロジェクトをそのままPS4版に縮小しようとすれば、そのようなお客様に対して不公平になります。素晴らしいPS4ゲームを作るテクニックを駆使してPS4向けに作ったとしても、そのクオリティは得られないでしょう。PS4専用バージョンを作る時間やチームがあれば、そうすることもできたでしょうが、それは不可能です。』

Micah Jones氏はインタビューの中で、『Quantum Error』がXboxシリーズX/Sと同時発売されない理由についても語っており、コズミック・ホラー・シューターのXboxシリーズS版は『受け入れがたい』状態にあると述べている。

『Quantum Error』はPS5版が11月3日に発売。XboxシリーズX/S版とPC版の発売日は未定。Micah Jones氏へのインタビューの全文は近日公開予定なので、お楽しみに。


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PS5を中心に作ると、後にPS4版を手掛けた場合、足元をすくわれる形になるというか、開発自体がうまくいかなくなるというケースですね。同じくXSSにもいえるようで、難しいですね。

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