セガサターン末期に発売されたソニックチーム作品『バーニングレンジャー』は今の時代に即したゲームなのではないか?コラム記事(リライト記事)
セガサターン末期に発売されたソニックチーム作品『バーニングレンジャー』は今の時代に即したゲームなのではないか?というコラム記事(リライト記事)サターンで半透明処理をしたり、メールが送られてきたりといろいろと先取りしていましたね。
セガサターン末期の1998年2月にリリースされたソニックチームが制作した『バーニングレンジャー』は近未来レスキューサバイバルアクションゲームで、火災が発生しているところを救助&消化するという設定で、無線でやり取りを使いながら、炎を消しつつ、逃げ遅れた人を救助していくゲームです。
建物が崩れたり、爆発があったりと本当の火災を彷彿とさせるものであって、リアルタイムに状況が変わるアクションを堪能できたものでした。このゲームを制作するに際し、半透明ポリゴンが使えないサターンの弱点を克服しており、技術力も光る1作になっていて、そのせいか、フレームレートが犠牲になって秒間20フレーム程度だったのが残念でしたね。
それでも白熱のアクションを楽しめる作品としてサターンユーザーは覚えているでしょう。そして、OPのバーニングレンジャーの光吉氏の歌声はファンタシースターオンラインですっかり有名になっていますが、原作はこちらですというものですね。
後、救助した人たちから後でメールが送られてくるのが今の時代を先取りしていて、今ならスマホでやり取りしたものに置き換えられそうですよね。実はPS2でセガオブチャイナが移植を担当したセガサターン版『ナイツ』の売れ行きがよければ次はバーニングレンジャーだったという事をセガエイジスでおなじみの奥成氏が語っていて、実質お蔵入りになったとしており、ナイツの場合、新作がwiiで出る直前にPS2で前作が出るという摩訶不思議な事をやっていましたね。
足並みが揃わない中で、別々のプロモーションをしていたので、仕方なかった点があり、実現しなかったのは残念ですね。しかし、セガも2020年に向けて旧IPを活用していくと宣言していて、結局海外が率先してIPを活用したいメーカーの作品に留まりましたが、バーニングレンジャーも復活してほしかったですね。
セガサターン末期ということで、思ったほど売れなかった1本でしたが、時期的に悪かったのと、後はニンテンドースイッチなどの最新ハードで生まれ変わるゲームを考えるととても楽しいものに仕上がる事を期待出来る1本なので、現代版バーニングレンジャーが実現して欲しいものですね。
ドリームキャストで一度復活していれば、シリーズ化もありえたんでしょうが、その後音沙汰がないゲームになっており、可能性は大きなものを秘めている1本でしたね。