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昔のゲームはリセットしてやり直しが出来るのが主流だったものが、今ではそれが叶わないのが現状である事を紹介!



昔のゲームはリセットしてやり直しが出来るのが主流だったものが、今ではそれが叶わないのが現状である事を紹介!としていて、理由は基本プレイ無料のソーシャルゲーが台頭していて、それによって、繋がりが確立しているためのようですね。


かつては「リセットしてやり直す」が当たり前だったが?

 何か大きな決断をする前に「人生をセーブ出来たらいいのに」、あるいは「リセットして全部やり直してしまいたい」と思ったことがある人は多いのではないでしょうか。かつてファミコンなどのテレビゲームに親しんできた昭和世代にとっては当たり前の感覚だと思います。

 しかし、近年の若い世代の考えは少し違うようです。はいわゆる「ソーシャルゲーム」(ソシャゲ)を含むモバイルゲーム(スマートフォン向けアプリゲーム全般)が登場して以後、プレイ体験そのものに大きな変化が生まれているのです。

●テレビゲームは「ひとりで遊ぶもの」?

 今は「ゲーム」とひと言でいっても、世代によってイメージするものがだいぶ違います。昭和から平成初期の世代なら、ファミコンやPlayStationのような家庭用ゲーム機を思い浮かべるでしょう。平成後期以降の世代なら、スマートフォンやタブレットで遊べるアプリゲームを連想するかもしれません。

 ファミコンに代表される家庭用ゲーム機は、いわば「買い切り型」です。カセット(ソフト)さえ購入すれば、追加コンテンツ(ダウンロードコンテンツなど)を購入しない限り、それ以上お金はかからず、自由に何度でも遊べます。追加でコントローラーを用意したり、オンライン対戦したりすればみんなと遊ぶことも可能ですが、ひとりで熱中して遊ぶゲームがの方が多いと思います。

 ひとりで遊ぶということは、完結したゲームの世界のなか、その進行状況を自分だけで管理できるということです。任意のタイミングで中断、再開できるセーブ機能を使えば、失敗したポイントの直前からやり直しをしたり、何度でもイベントやバトルを追体験したりできます。このような特徴から「ゲームは何度でもリセットできるもの」「世間と切り離された時間をひとりで遊ぶもの」という考えが一般化したと言えます。

●「やり直し」ができないソシャゲの世界

 ファミコンと同様にひとりで遊ぶことの多いモバイルゲームですが、その多くが「基本プレイ無料」のため、ゲームの仕様が大きく異なります。多くのモバイルゲームは移動時間や待ち時間の暇つぶしとしても遊べるよう設計されているため、いつ中断してもいいようにゲームの進行状況が自動的にセーブされます。やり直しはできません。

 いわゆるリセマラ(リセットマラソン)というプレイスタイルもありますが、これはゲームを始める前に有利な状況を選別するために行うものです。ガチャを引き直したり、消費した行動力を回復したりするには、課金するか時間の経過を待つか、指定された広告を見るしかありません。管見の限りではありますが、最初からスマートフォンなどでアプリゲームに親しんでいる世代は、ゲームで「やり直し」をするには「何らかの代償が必要」と考えがちです。

ゲームもまた「リアルの延長」になった?
世界で圧倒的高評価を集めている、PlayStation 5向けファンタジーRPG『バルダーズ・ゲート3』

「基本プレイ無料」のゲームは、行動力の消費などを考慮しつつ、必要に応じて課金しながら遊ぶため、どうしてもリアルと地続きになりがちです。モバイルゲームの多くには「ソシャゲ」としての側面もあるため、フレンドとの交流やランキング、イベント周回、対戦要素、さらにはアプリの通知なども加わり、現実の生活時間に入り込んできます。これはゲームに飽きさせず習慣化し、課金を促すためのシステムでもあります。

 つまり、「ゲームに没頭する人」=「社会と断絶した引きこもり」といった構図は通用しないのです。たとえ部屋に引きこもっていても、ゲームやネット上では常に社会とつながっているからです。現代人の悩みの大部分や精神的疲労の多くが人間関係に由来するというのも腑に落ちる話です。

●再び「リアルを忘れられるゲーム」に光が?

 インターネット普及前のゲームの多くは、リアルから距離をとることで世界観の没入し、心の疲れを癒やしたり、物語に感動したり、達成感を得たりするものでした。高速インターネットの普及によって、他のプレイヤーとオンライン対戦や交流ができるようになり、遊びの幅が広がった反面、一部にはコミュニケーションが煩わしく感じられる場面もあります。

 今年2024年と、昨年2023年のGOTY(ゲーム・オブ・ザ・イヤー)は、作り込まれた世界の中を探索し試行錯誤する『バルダーズ・ゲート3』や『ELDEN RING』が受賞しています。2021年のGOTY受賞作である、ふたりプレイ専用ゲームの『It Takes Two』とは、遊び方の方向性が大きく異なります。

 また2022年から2023年にかけて上半期の国内のモバイルゲーム市場の規模が11%縮小した……との報道は見逃せません。モバイルゲームから離れた人びとのなかには、「ゲームで遊んでいるときまでリアルに煩わされたくない」「自分のペースで遊べるゲームを」といった思いがあるのではないでしょうか。

 プレイヤー間の競争や交流を前提としたゲームや、やり直しができないゲームにも、もちろん特別な魅力があります。しかし、そうした特徴のゲームは良くも悪くもリアルの延長になってしまいます。自分だけの世界で「安心して何度でもやり直しができる」というゲームに、再び光が当たりつつあるのではないかと考えます。


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今のゲームプレイは純粋なシングルプレイが激減しているとして、何らかのソーシャル面が繋がりを持たせる仕様になっているとしていますね。よかれ悪かれといった所で、1人で遊びたいという人もいるでしょうね。

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