任天堂とソニーの大成功にもかかわらず、テイクツー・インタラクティブはヒット・フランチャイズの映画化について非常に慎重であり続ける訳とは?としていて、ターゲットになるIPはたくさんありそうですがそれについても触れていますね。
任天堂とソニーの大成功にもかかわらず、テイクツー・インタラクティブはヒット・フランチャイズの映画化について非常に慎重であり続けるだろう。
『グランド・セフト・オート』の映画が公開されるのは、かなり先のことになりそうだ。テイクツー・インタラクティブのストラウス・ゼルニックCEOは先日の決算説明会で、ビデオゲームを題材にしたテレビ番組や映画についての考えを述べた。
ゼルニック氏は、ゲームを新たなメディアに展開することには非常に高いリスクが伴うため、ほとんどの場合、慎重な姿勢を見せているが、そうは言っても、Take-TwoはBorderlandsとBioShockを含む2つのフランチャイズを映画化するライセンスを取得している。
以下は、TTWOの24年第1四半期決算説明会でのゼルニック氏の発言である。
『経済的には比較的小さなビジネスチャンスだろう。当社のバランスシートを使って映画やテレビのプロジェクトに投資するつもりはありません。それらは通常、非常に困難な資産クラスであり、私はそれをよく知っている。そして、2つの成功例を指摘することは、それが注目に値するものであっても、資金が失われた多くの失敗例があるという事実を裏切ることになる。』
『これまでのところ、私たちはライセンス供与に対して非常に選択的なアプローチをとってきた。ライオンズゲートから『ボーダーランズ』の映画が来ますし、『バイオショック』の映画もあります。』
『クリエイティブな必要性と経済的な機会があれば、将来的にはライセンス契約も視野に入れています。最近の成功の理由は、素晴らしいIPがあり、そこから素晴らしいプロジェクトが作られたからで、過去の失敗の理由は、IPの表現があまり良くなかったからです。』
『本当に難しいビジネスです。私たちは、エンターテインメント・ビジネスの他の分野での他の誰かの実行に基づいて、この会社の将来や知的財産の価値を賭けるつもりはありません。』
『だから、私たちはこれからも厳選していくつもりだ。仮に広範なアプローチをとったとしても、私たち自身が投資しなければ、本業に対する経済的機会がはるかに大きい中で、経済的機会は限られたものになります』。
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昨今のビデオゲームの映画化ブームに安易に乗らない姿勢を示していて、機会を伺うという程度の発言になっていますね。その辺は本業を疎かにしない意図があるようですね。