海外サイトVGCに語った匿名の情報筋によって、スイッチの後継機は初代スイッチと同じハイブリット機になり、発売は2024年後半、ハードの生産体制を考えた配慮であり、カートリッジでの供給も継続へとしていて、予想通りの展開ですね。
任天堂の次世代ゲーム機の開発キットは現在、主要なパートナースタジオに提供されており、発売は来年を予定していると情報筋がVGCに語った。
任天堂の次世代ゲーム機計画に詳しい複数の関係者によると、同社は初日に十分な在庫を確保し、PlayStation 5やXboxシリーズX|Sで見られたような品不足を避けるため、2024年後半に新ハードウェアを発売するようだ。
このゲーム機に関する具体的な詳細は厳重に守られているが、VGCが話を聞いたところによると、次世代ゲーム機はNintendo Switchのように携帯モードで使用できるようになるとのことだ。
VGCが話を聞いた2人の情報筋は、特に高忠実度のゲームに必要なストレージの増加を考慮し、コストを下げるために、より高級なOLEDではなくLCDスクリーンでコンソールを発売する可能性を示唆した。現行Switchの内蔵メモリはわずか32GBだが、現行PlayStationやXboxのゲームの多くは100GBを超える。
前モデルと同様、新型任天堂ゲーム機もカートリッジスロットを介して物理的なゲームを受け入れると、情報筋は述べている。
Switchのゲーム（物理・デジタル）の後方互換性サポートなど、その他の詳細はまだ不明だ。任天堂は、Switchの1億人以上のユーザーベースをできるだけ多く次期システムに移行させたいと述べているが、一部のサードパーティパブリッシャーは、Switchゲームのレガシーサポートが次世代機タイトルの売上に悪影響を及ぼす可能性があると懸念を表明しているという。
任天堂はこの記事に関するVGCのコメント要請にすぐに回答しなかった。
東京を拠点とする業界コンサルタントのDr Serkan Toto氏はVGCに対し、任天堂にとって2024年のゲーム機発売は理にかなっていると語った。
『任天堂の財務状況を見ると、2024年に新しいハードを出す時期であることは明らかなようだ。今年度のハードはすでに前年度比16.5％減、ソフトのマイナスは15.9％に達する見通しだ。』
『来期、これらの損失が完全に膨れ上がるのを食い止める唯一の方法は、新しいデバイスであり、2024年後半が現実的な発売時期に思える。』
リードポップのゲームB2B責任者、クリストファー・ドリング氏はVGCに対し、2024年の発売は、プレイステーションやXboxに比べ、任天堂がハードウェアを『サイクル半ば』に発売するという歴史的な傾向に合致すると述べた。
『初代SwitchはPS4とXbox Oneの3年以上後に発売されたが、これは任天堂にとって効果的な動きだった。2024年後半にSwitch 2が発売されれば、PS5とXboxシリーズXとSから4年近く後となるため、任天堂にとっても同様の 『サイクル半ば 』の発売が見られるだろう。』
『2017年とは異なり、マイクロソフトとソニーのコンソールは、最初の2年間は部品不足で展開が遅れたり、ソフトウェアの遅れでPS5やXboxシリーズXをフルに活用したタイトルがあまり見られなかったりしたこともあり、現時点ではまだ比較的新しいという印象が強い。』
『しかし、任天堂が直面している最大のライバルは、任天堂自身である。コアなファンはハードの充実を熱望しているが、よりファミリー向けの 『カジュアル 』ファンにはもっと説得力が必要だろう。例えば、次のマリオカートは、現在のマリオカートからは得られない何を提供するのだろうか？』
『任天堂は前世代でプレイヤーのアップグレードに苦労してきたため、デジタルライブラリやニンテンドーアカウント、さらには後方互換性といったものにどのようにアプローチするかが、次期システムが好調なスタートを切る上で極めて重要になるかもしれない。』
もし任天堂がSwitchの後継機をクリスマスに近い時期に発売するのであれば、ドリング氏は、発売年の早い時期に登場した初代Switchの時よりも、より充実したローンチラインナップを期待すると述べた。
『2017年、任天堂はリリースを分散させ、ほぼ毎月大きなゲームが登場した。ホリデーシーズンまでに、マリオ、ゼルダ、スプラトゥーン、マリオカートに加え、アームズやゼノブレイドのような小型タイトルが、重要なクリスマス商戦でゲーム機を押し上げることになった。』
開発機材はすでに行き渡っているとして、2024年前半かと思われていた中、本体需要を見越して後半にずれ込んだとしており、マリオカート9は8との違いを見せられるか？