フォートナイトやアンリアルの開発元であるEpic Gamesに組合が誕生、その経緯を紹介！としていて、今ゲーム業界ではこうした動きが加速していて、さまざまなメーカーで設立の動きがありますね。
フォートナイトやアンリアルの開発元であるEpic Gamesに組合が誕生しました。アーティストを世に送り出すことを目的とした音楽配信プラットフォームであるBandcampは、組合投票を成功させ、Epic初の組合を結成したのです。
『本日、対象となるBandcampの労働者の過半数が、Office and Professional Employees International Union (OPEIU)が代表する組合であるBandcamp Unitedの結成に31対7の賛成票を投じました。投票結果は現在、全国労働関係委員会による認定を待っており、団体交渉が行われる予定です。』
Epic Gamesは2022年3月にBandcampを買収し、EpicとBandcampのメディアを大衆に届けるという思想から説明されたパートナーシップでした。しかし、Bandcampでは以前から不満が募っていたようです。1年後、Bandcampの従業員はBandcamp Unitedを結成し、有給休暇の不足と生活費の増加に追いついていない低い給与を理由に、公式な組合になる計画を発表しました。
テック業界の組合化ではよくあることですが、Bandcamp UnitedはすぐにEpic GamesとBandcampのCEO、Ethan Diamond氏が組合潰しの戦術をとっていると非難しました。Kotakuの記者Ethan Gach氏は、Epicが法律事務所Foley & Lardnerを雇い、Bandcamp Unitedの組合結成投票を遅らせ、その投票に参加できる人を争う試みを報告しました。どうやら彼らの努力は失敗に終わったようで、Bandcamp Unitedはまもなくアメリカ国内のBandcampの全従業員（全部門）を代表することになるとのことです。
『Bandcamp Unitedとバンドキャンプの経営陣は、私たちの労働者と私たちを頼りにしているアーティストのために公正な経済条件を前進させ続けるために協力することを約束します』と組合は付け加えた。『私たちは、オープンマインドで交渉し、すべてのスタッフと私たちが奉仕するアーティストとレーベルコミュニティの最善の利益を促進するために誠実に働くことを楽しみにしています。』
複数の業界で、利益は急上昇しているのに、インフレに追いつかない賃金の停滞が見られることから、ユニオン化は2023年のヘッドラインとなっています。ゲーム業界では、アクティビジョン・ブリザードが労働者の権利のために戦う3つ目の組合をほぼ結成し、セガのカリフォルニアの従業員は、ギリシャ神話の盾を意味する緊張感のある頭文字をとった『Allied Employees Guild Improving Sega』という組合結成を目指しています。
EPICに労働組合が誕生へとして、この動きは業界全体に及んでいるようですね。今までこうした動きがあまり見られなかったのが意外といえる一面ですね。