イギリスのゲームに対する支出は、2022年に10年ぶりに減少と報じられるとしていて、それがどの程度だったのか、そして、それら支出はどのように減ったのかというものですね。
イギリスのゲームに対する支出は、2022年に10年ぶりに減少した。
これはAmpere Analysisが発表した新しいデータによると、すべてのゲームコンテンツとサービスに対する支出は、2021年の支出54億7000万ポンドに対して1.6%減の53億8000万ポンドとなりました。
これは前年比の減少を意味しますが、英国の数字は2019年のパンデミック前と比較して23％高い状態を維持しており、その後ビデオゲームはロックダウンによる関心の高まりを享受しています。
Ampereは、2022年末に向けて他の要因も英国市場に悪影響を及ぼしたとしており、例えば生活費の危機の高まりは、特によりカジュアルなプレイヤー全体でゲーム内支出に最大の影響を及ぼしたとしています。
そのため、若年層や高齢層のプレイヤーがソーシャルタイムの減少を経験し、モバイルゲームは2022年に3％減の16.6億ポンドと、英国で最大の減少を経験したとのことです。また、モバイルゲーム市場は、iOSのプライバシールールの変更により、パブリッシャーが特定のタイプの消費者をターゲットにする能力が損なわれたことも影響しています。
コンソールゲーム市場は2021年の29億2000万ポンドから2022年には1％減少し、28億9000万ポンドとなった。Ampereのデータによると、ゲーム本編とゲーム内、DLCの両方への支出が減少した。
この減少には、Switchプラットフォームの老朽化、ファーストパーティゲームの断続的なリリース、PlayStation 5とXbox Series Xコンソールの入手困難が続いていることが寄与していると、データは示唆している。
しかし、ゲーム機支出の減少は、サブスクリプションサービスへの支出の増加によって相殺され、それなしにはゲーム機市場は3.2％減少しました。
2022年末までに約30万件の有料サブスクリプションが減少し、すべてのサービスにおいてゲームサブスクリプションの数量は前年比で減少しましたが、ゲームパス、プレイステーションプラス、スイッチの高階層のサービスによりサブスクライバーあたりの支出が増加したため、全体的な支出は増加しました。
減ったとはいえごくわずかで、他の支出が増える一方の中でよく踏みとどまっているといえるのではないかと思いますね。物価高騰に燃料費高騰は世界を蔓延していますね。