ソニー・インタラクティブエンタテインメント（SIE）は、イギリスの競争市場局（CMA）が、マイクロソフトによるアクティビジョン・ブリザードの買収提案の禁止を求めることを確信していると主張へとしていて、どんな反論かですね。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント（SIE）は、イギリスの競争市場局（CMA）が、マイクロソフトによるアクティビジョン・ブリザードの買収提案の禁止を求めることを確信していると主張しました。
イギリスの規制当局は最近、687億ドルの買収について、多くの反トラスト法上の懸念から調査を拡大し、その概要は10月中旬に発表された声明で明らかにされた。
特に、この合併によりマイクロソフトがCall of Dutyシリーズを所有することになるため、この取引がプレイステーションの競争力に影響を与えることを懸念していると述べています。
ソニーは、CMAの声明に対して新たに発表した回答書で、規制当局がこの合併は競争の大幅な縮小をもたらす可能性が高く、したがって阻止されるべきであると結論づけると確信していると表明しています。
『SIEは、CMAの第2段階の調査により、この取引が競争を実質的に弱める可能性が高く、禁止されるべきであると確認されると確信しています』と述べています。
さらにソニーは、Call of Dutyは『代替不可能』であり、マイクロソフトがこれを所有すれば、パワーバランスがマイクロソフトに大きく傾き、最終的にプレイステーションは競争に勝てなくなる可能性があると主張しています。
『マイクロソフトは、ユーザーの関与を促すかけがえのないコンテンツを管理することになる』と書いています。『取引後、マイクロソフトは、SIEの最高のパフォーマンスのファーストパーティタイトルのすべてをまとめるよりも、プレイステーションで（redacted）倍のユーザーエンゲージメントを駆動するActivisionのコンテンツを制御することになります。』
マイクロソフトは最近、Call of Dutyシリーズを10年間PlayStationで提供し続けるという取引をソニーに提案したと主張していますが、ソニーは、取引後、『マイクロソフトは、PlayStationとPlayStation Plusを含むライバルがCall of Dutyにアクセスすることを排除または制限する能力とインセンティブを持つだろう』と反論しています。
ソニーの声明によると、CMAは最初の調査の際に、イギリス内のゲーム機でプレイされた全時間数の30〜40％がアクティビジョンとマイクロソフトのゲームであるというデータを集めました。マイクロソフトがアクティビジョンのコンテンツを独占的に管理することになれば、消費者、競合他社、独立系開発者のすべてに損害が及ぶとソニーは主張しています。
『中期的には、相当数のプレイステーションユーザーがXboxやGame Passに移行する可能性がある』と述べています。『マイクロソフトは競争力を弱めることで、（プレイステーションから乗り換えたユーザーを含む）Xboxユーザーのゲーム機やゲームの価格を上げ、ゲームパスの価格を上げ、技術革新や品質を低下させることができるだろう』と述べています。
また、『マイクロソフトの差し押さえ戦略は、Call of Dutyをプレイする既存のXboxユーザーや、Call of Dutyをプレイするためにプレイステーションから乗り換えるユーザーを含め、多くの消費者をXboxにロックインすることになる。これらのロックインされたユーザーは、SIE側の競争促進的な行動に対して、乗り換えをする可能性が低くなる。』
『このことは、SIEが多くのゲーム機ユーザーのビジネスを獲得することを事実上阻み、SIEの投資意欲を減退させることになる』。
この取引が承認されれば、ウォークラフト、ディアブロ、オーバーウォッチ、クラッシュ・バンディクー、ギターヒーローなどのフランチャイズの所有権もマイクロソフトに与えられることになる。マイクロソフトは、Xbox Game PassとPC Game Passで、Activision Blizzardのゲームをできる限り提供する予定だと述べています。
ソニーは、CMAの声明文に対する回答の中で、アクティビジョンのコンテンツをコントロールすることは、マルチゲーム配信サービスの需要をPlayStation PlusからXbox Game Passに傾けることになると反論しています。
『マイクロソフトがPlayStation/PlayStation Plusを閉鎖すれば、独立系デベロッパーにとって重要な流通経路となる可能性が高い。そのような交渉力の弱体化により、独立系開発者はマイクロソフトからより悪い条件でコンテンツを受け取るか、あるいは配信と引き換えに独占権を約束するよう求められる可能性が高く、その結果、独立系開発者が高品質の新作ゲームに投資する能力とインセンティブが低下することになるでしょう。これは、ひいては消費者にもさらなる損害を与えることになる。』
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ソニーは競争の原理があってこそだと言いたいのでしょうが、言い分を聞いていると何か正義を振りかざしている使者のような振る舞いにはちょっと疑問点がありますね。