Telltale Gamesは、The Expanseを含む現在および将来のナラティブプロジェクトを支援するため、800万ドルの資金を調達へとしていて、破産して復活して再生へという華麗な道を歩んでいて、このまま順調にいくかどうか？
Telltale Gamesは、The Expanseを含む現在および将来のナラティブプロジェクトを支援するため、800万ドルの資金を調達しました。『A Telltale Series』や『The Wolf Among Us 2』などです。2018年、開発会社は突然閉鎖され、破産保護を申請し、Telltaleの元社員数名がその直後に新しいゲームスタジオを開設しました。幸運なことに、同社の資産の多くはLCG Entertainmentによって買収され、2019年8月にTelltale Gamesを復活させました。
以来、同スタジオは繁栄を続け、2012年にリリースされた『ウォーキング・デッド』でゲーマーや批評家の注目を集めた独特の物語とグラフィックのスタイルに特化しています。最近では、Telltale GamesがDeck Nine Gamesと共同開発し、今夏リリース予定のエピソードストーリー『The Expanse』と、2013年に受賞した連続殺人事件を捜査する保安官を描いた『The Wolf Among Us 2』の待望の続編を発表しています。
当然のことながら、多くの開発スタジオにとって、プロジェクトの資金確保は最大の関心事の1つです。先日、Telltale Gamesは、Hiro Capitalと、開発会社と長年パートナー関係にあるSkybound Entertainmentから800万ドルの資金提供を受けたと発表しました。Hiro Capitalはesportsやビデオゲームの開発を支援する投資会社、Skybound Entertainmentは『ウォーキング・デッド』のコミックを手がける会社で、2012年からTelltaleと協力しています。
Skyboundの支援により、Telltaleは同社の閉鎖後、『ウォーキング・デッド ファイナル・シーズン』の最後の2エピソードを完成させることができたのです。また、SkyboundはTelltaleがLCG Entertainmentによって再スタートした後、2019年9月にフランチャイズの全4シーズンを収録した『The Walking Dead: The Telltale Definitive Series』を出版しています。Skyboundはそれ以来、Telltaleのパブリッシャーであり続けています。
Telltaleが最初に閉鎖を発表したとき、それはほぼ全員を驚かせた。資産の整理、従業員の解雇、Steam、GOG、その他のデジタルストアフロントからのTelltale Gamesタイトルのリスト削除が行われました。当時、Skyboundの社長であったDan Murray氏は、Varietyのインタビューで、同社の介入について次のように説明しています。『ゲームを作るのは大変だ・・・これは人によって作られるビジネスだ・・・我々はオリジナルのスタッフと協力してソフトランディングするためにできることをしようとしている』 と。
業界では他に類を見ない象徴的なスタイルを提供していたTelltaleの予想外の終焉に強く反応したのは、Skyboundだけではありませんでした。多くの企業が、少なくとも『ウォーキング・デッド』の最終2エピソードの完成に協力することに興味を示していました。Telltaleが本格的に活動を再開し、2本の新作に取り組んでいる今、人々はこの開発会社が次に何に焦点を当てるかについてのアイディアで溢れている。ホタルの話の続きから、ドクター・フー、キャンセルされたTelltaleのストレンジャー・シングスのゲームの復活まで、あらゆるものがプロジェクトのアイデアとして提案されています。
一度は破産した会社が華麗なる復活を遂げたのはやはり周りの人たちの協力とあきらめない姿勢、そして、優秀な作品を生み出してきた結果でしょうね。それが今の資金確保にも繋がっていますね。